イデリア スキンクリニック代官山(皮膚科・美容皮膚科)

美肌コラム

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皮膚科・美容皮膚科[各種保険取扱い]

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医療法人 大仁会

美肌コラム

サンスクリーンのお話 by 川島 眞 先生

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大切なサンスクリーンの話をします。
しみ、しわを作らないためにはサンスクリーンを十分に使用することが必要です。もちろん、紫外線の障害による皮膚癌を予防するためにも欠かせません。

サンスクリーンには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が含まれますが、吸収剤はそのものが紫外線を吸収し、熱エネルギーなどに変化させて皮膚表面から放出させてダメージを防ぐ働きがあります。散乱剤は粉体で皮膚表面において紫外線を乱反射させて逃がし、皮膚の内部への侵入を防ぎます。

サンスクリーンにはSPF表示とPA表示があり、選ぶ際の目安になります。SPFは紫外線B波を防ぐ効果を示し、日常生活ではSPF20程度で十分ですが、マリンスポーツなどではSPF30以上は必要です。PAは紫外線A波を防ぐ効果を示し、+から+++の3段階で表示されます。日常なら+、マリンスポーツなら+++が必要です。

「クスミ」の原因
  SPF PA
日常生活 20
マリンスポーツ 30 +++

ただし、塗ってからの時間、汗のかき具合などで効果が低下しますの、23時間おきに塗りなおすことも大切です。 サンスクリーンを使用していても日焼けをしてしまい、赤くなってしまったら、急いで皮膚科専門医に相談してください。少しでも早く炎症を抑えないと、それだけしみを残したり、しわの原因になってしまいます。

紫外線A波
皮膚表面から皮膚の奥深くまで到達し、コラーゲン線維や弾力線維を傷害して、しわやたるみなどの原因となる紫外線。

紫外線B波
皮膚表面に強く作用して、赤くはれる炎症を起こして、メラニンの産生を促し、しみ・そばかすの原因になる紫外線。

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川島 眞

昭和53年に東京大学医学部を卒業後、すぐに助手として同皮膚科学教室に採用される。
昭和59年より、パリのパスツール研究所に留学した。
帰国後、東京大学皮膚科講師、東京女子医科大学皮膚科助教授を経て、39歳ににて東京女子医科大学皮膚科主任教授に就任。
アトピー性皮膚炎、ウイルス感染症などの研究で世界的な業績をあげている。
日本皮膚科学会理事を務めるとともに、日本香粧品科学会理事として、化粧品機能評価検討委員会委員長も務めている。
皮膚科のみならず化粧品、レーザー治療など美容の世界のリーダーでもある。

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