イデリア スキンクリニック代官山(皮膚科・美容皮膚科)

美肌コラム

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皮膚科・美容皮膚科[各種保険取扱い]

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医療法人 大仁会

美肌コラム

クスミについて by 川島 眞 先生

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「クスミ」とは、「顔の肌が全体につやを失い、ぼんやりとした、なんとなく黒ずんだ色調を示す状態」と定義されます。
もともと医学用語には無かったのですが、化粧品業界で使用され、一般の方にも広がり日常的にも使用されるようになり、皮膚科医も患者様からの治療の希望も増えてきて、使用しはじめた言葉です。

「クスミ」の原因
「クスミ」の原因
1.血行不良
2.メラニンの増加
3.角質の肥厚

「クスミ」は加齢と共に訴える方が増えていますが、20歳代の方でも気にされることがあります。
それは「クスミ」にはいくつかの原因があり、必ずしも加齢による変化ばかりでは無いからです。
若い方でも、睡眠不足や過労で血流が悪くなり、なんとなく冴えない肌色になったり、血色の悪い肌になります。

年齢とともに気になる「クスミ」は、顔の肌全体に紫外線の長年の影響で産生されたメラニン色素が、皮膚のターンオーバー(新生に入れ替わること)が加酸により遅くなってしまうことから、徐々に角質に蓄積して黒くなってくることによります。その際には角質の肥厚(厚くなること)も伴いますので、透明感の喪失、つややかさの減少もおこります。

「クスミ」の対処方
「クスミ」の対処法
1.ケミカルピーリング
2.イオン導入
3.レーザーフェイシャル
4.美白剤
5.ビタミンCローション
6.サンスクリーン剤

血行不良による「クスミ」にはまず休息が必要です。
リラックスして睡眠を十分に取り、その上でフェイシャルマッサージを受けたり、自分で試みることが大切です。
メラニン蓄積と角質肥厚による「クスミ」は、まず第一に、ケミカルピーリングです。ケミカルピーリングにより余分なメラニンを含んだ角質を取り除き、皮膚の再生能力を刺激してターンオーバーを回復させます。
ピーリングの後にビタミン C のイオン導入を加えると、メラニンの産生を抑えるためにさらに効果的です。2~3週間おきに5, 6回繰り返すのを 1 クールとしますが、最初の1, 2回めから効果を自覚する方が多いようです。またレーザーフェイシャルという新しいレーザー治療も効果的で、「クスミ」のみならず、小さなうすいシミが目立たなくなり、肌のキメの改善も得られます。これも5~6回繰り返し行います。
その他、ハイドロキノン含有の美白剤、ビタミン C ローションでのホームケア、サンスクリーン剤なども併用に治療します。

イデリア スキンクリニック代官山では、川島教授が述べられたような様々な対処法をもって「クスミ」治療を行っています。
「クスミ」は年のせいと諦める時代ではありません。皮膚科専門医は必ず応えてくれるはずです。
ぜひ、一度ご相談ください。

川島 眞

昭和53年に東京大学医学部を卒業後、すぐに助手として同皮膚科学教室に採用される。
昭和59年より、パリのパスツール研究所に留学した。
帰国後、東京大学皮膚科講師、東京女子医科大学皮膚科助教授を経て、39歳ににて東京女子医科大学皮膚科主任教授に就任。
アトピー性皮膚炎、ウイルス感染症などの研究で世界的な業績をあげている。
日本皮膚科学会理事を務めるとともに、日本香粧品科学会理事として、化粧品機能評価検討委員会委員長も務めている。
皮膚科のみならず化粧品、レーザー治療など美容の世界のリーダーでもある。

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