■40代の新たな肌悩み・代表的な3つとは？
【1.フェイスラインや目元・口元の「たるみ」】
30代までは感じにくかったのに、40代になって急増するお悩みの1つが「たるみ」。「以前はシャープだったフェイスラインが、太っていないのにぼんやり見えてきた」「前よりむしろ痩せているのに、二重あごが気になり始めた」……こんなお悩みをお持ちではありませんか？ これらの原因は、年齢とともに肌のたるみが起こり始めたことかもしれません。
【2.40代ではほとんどの方が気にし始める「乾燥」】
若い頃から、お肌が乾燥しがちという人は少なくないものです。しかし、40代ともなると肌質を問わずほとんどの方が、部分的にであっても何らかの乾燥を感じ始めるでしょう。目・口の周りなど、特に皮膚が薄い部分の乾燥が進んでいくと、目に見える乾燥ジワ（小ジワ）となって現れてしまうことも。
【3.頑固で消えにくい「シミ」を実感し始めるのも40代から】
日焼け後のソバカスやニキビ・吹き出物のあとなど、一時的なシミや色ムラが気になっていた30代までと異なり、40歳を過ぎると簡単には消えないシミが気になり始めます。紫外線の悪影響を長期にわたって受けてきたことで、それが目に見える形で確認できるようになってしまうのは、まさに40歳からの新しい肌悩みの最たるものでしょう。
■40代の肌悩みは、早期からのケアが肝心
風邪や疲労なども、症状の出始めにしっかり対処することで治りを早めることができます。お肌のお悩みも同様で、「これまでとは違う」と感じ始めたらすぐにケアを開始することが大切。ここでは、40代で現れる肌悩みに対する改善策について、具体的にご紹介します。
【1.40代からのたるみ対策】
たるみをまだ実感していない段階であれば、たるみの発生を予防する方法から始めましょう。
・表情豊かに過ごし、顔の筋肉をおとろえさせない
・規則正しい生活を心がけ、内側から肌の新陳代謝をサポートする
・食事の面で栄養バランスを改善し、肌に内面からの負担をかけない
・紫外線をしっかり予防し、肌の老化をこれ以上早めない
・保湿効果の高いスキンケアを使用し、皮膚のバリア機能を保つ
上記のように、日常生活のなかで簡単に見直せることで、たるみは予防できます。たとえ今は目立った不安がなくても、40代を迎えれば油断は禁物。すぐに始めて、お悩みを増やさないようにしましょう。
もし、すでに目に見えるたるみを感じてしまっているなら、美容クリニックで受けられるお肌の治療を検討する方法も。
・レーザー照射による広範囲のたるみ治療
・ヒアルロン酸注入などによる部分的なたるみ治療
上記のように、手術や異物の埋め込みなどをせず、お顔そのものに手を加えなくて済むスキンケア感覚の治療法も普及しています。
たるみに関して言えば、どなたにでも実質的に効果が出る確実な方法となるとやはり手術ということになるかもしれません。しかし、顔立ちを変えずに治したいという要望や、費用面で手術を選べないケースも多いもの。「切らないたるみ治療」を選択する余地は十分ありますし、オペほど劇的でなくても改善効果は望めるでしょう。
【2.40代からの乾燥対策】
お肌の乾燥は、日ごろからのお手入れでかなり改善させられます。さっそく以下の方法に取り組み、乾燥が引き起こす二次的な肌悩みに発展させないようにしましょう。
・エイジングケア効果の期待できる基礎化粧品を使う
・乾燥による小ジワ予防効果が実証されているスキンケア品を使う
・毎日の紫外線を防止することで、肌の水分量低下や炎症を防ぐ
・疲れや寝不足、過度なダイエットは避けてお肌に栄養をしっかり届ける
乾燥から来る肌荒れ程度であれば、上記の対策でしっかり防ぐことができるでしょう。ただし、乾燥を長く放置してシワやクマ・たるみなどに発展してしまった場合は、美容医療での治療を検討した方が良い場合もあります。
【3.40代からのシミ対策】
40代を迎えてシミがまだ目立っていないようなら、それはかなり幸運なこと。日ごろからお肌に気を遣ってきた成果が、この年齢を境に実感できるようになったと言っても良いでしょう。しかし、40代にさしかかった以上それで安心というわけにはいかないもの。いつシミができ始めるかは、もう時間の問題かもしれません。
・紫外線を防ぎ、シミをつくらせないよう心がける
・美白有効成分が配合された基礎化粧品を使い、シミ予防をする
・顔を強くこするなど肌への刺激を避け、色素沈着を防ぐ
・ストレスなどを溜めず、ホルモンバランスの乱れや肌荒れを予防する
上記の取り組みを暮らしのなかで始めることで、かなり効果的なシミ予防になり得ます。しかし、今後加齢の影響がシミとして現れる可能性がゼロになるわけではありません。もし、それでもシミが目立ってきてしまったら、以下のような美容医療を選択する余地もあるでしょう。
・ケミカルピーリングで角質層の生まれ変わりを促し、シミを薄くしていく治療
・シミを薄くする外用薬（ハイドロキノン製剤やレチノイン酸製剤、高濃度ビタミンCローションなど）や内服薬での治療
・レーザーやIPL（光治療）照射で、できてしまったシミを除去する治療
ケミカルピーリングとレーザーやIPL、それに外用薬を併用すると、かなりシミを薄くすることができます。いずれも普及度の高い治療法のため、美容医療とはいえそれほど費用負担も大きくならないというメリットも。
■効果が出る短期集中プランを、早めに実行すれば確実
美容クリニックで提案している、40代の肌悩みに向けた短期集中治療のプランを活用する方法もおすすめ。
「顔に直接手を加えない美容医療に、確実な効果があるとは信じがたい」という意見もあるかもしれません。しかし、治療によるシミ改善効果や美肌作用は、医療の世界では実証されているものです。
医学が進歩したとはいえ、ニキビやアトピーといった皮膚疾患を治療で誰でも完治させる方法はまだ見つかっていません。しかし、シミを消したり美肌へ導いたりする治療法には、すでに確かな効果があると認められているのです。
【40代の肌悩みに、短期集中で確かな効果を出す条件とは？】
1.必要な施術を、必要な分だけ過不足なく受けること
美容クリニックは一般的な美容サロンとは異なり、追加で多くの施術を推奨することはありません。あくまで病院で行う治療ですから、症状やお悩みに合った施術を必要なものだけ提案します。短期間で効果を出すには、「過不足のない治療」も重要なのです。
2.決まった期間中に必ず、集中的に施術を受けること
短期間で確実な効果を実感するには、途中で治療をやめてしまわないことも大切です。短期集中で美肌を実現するには「6か月で6回ほど通う」程度の通院サイクルが目安と考えると良いでしょう。
1か月あたり1回の通院を6か月続けると考えれば、それほど大きな負担にはならないと感じる方も多いでしょう。短期集中とはいっても、無理のないスケジュールで確実に通うことが大切です。また、通い方についても相談しておくことがポイントです。
■おわりに
この記事では、40代で現れてくる新たな肌悩みとその対処法、そして一歩進んだ短期集中型の治療プランについてご紹介しました。予防では対処しきれない肌悩みが現れ始める年代だからこそ、「気になる」と感じたら早めに手を打つことが得策ですね。
日ごろの予防策を実行しつつ、今あるお悩みは早く確実に治療する方法を加えるのがベスト。次々と迫る40代の肌悩みを、できるだけ気にせず済む毎日を実現してみませんか？
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