■40代女性が気になるシワは「目元・口元」
30代までは「シワ予備軍」という言い回しをよく聞いたかもしれません。将来シワを深くしないよう、薬用化粧品や日焼け止めなどで予防のお手入れをマメにしていた方も多いでしょう。
しかし、40代を迎えると「シワ予防」では済まなくなってくる方も増えてきます。朝、ふと鏡を見ると「もしかしてシワ……?」と感じてしまうようなお顔の影を見つけて、その日じゅう気が滅入ってしまった経験をもつ方も少なくないはず。
でも、40代に差し掛かったころのシワのお悩みは、まだ部分的で浅いシワにとどまるケースが多数。多くは「目元」や「口元」など、お顔のなかでも表情の変化でよく動かす箇所から、少しずつ浅いシワがあらわれてきます。
目元や口元などにあらわれる小さなシワは、いわゆる「小ジワ」と呼ばれるもの。目元や口元など、皮膚が薄い箇所は角質層(表皮)の水分も奪われやすく、顔の他の場所よりも乾燥の影響が大きく出ます。乾燥した状態を長く放っておくとどんどん皮膚のバリア機能が低下し、外界の刺激や紫外線の悪影響を強く受けてさらに乾燥しやすい状態に。さらにその状況が長期化すると、「小ジワ」となりダメージが目に見えるようになってしまいます。
それでもまだ40代前半のうちなら、できた小ジワを気にする程度で済むでしょう。しかし40代半ば、40代後半と歳を重ねていくと、小ジワはさらに深くなり本格的な「シワ」に進化してしまうかも。また、目元や口元にとどまらず、首や頬などに大きなシワができてしまう不安も現実的になってきます。
40歳を迎えたら、「シワ予防」から「シワ対策」にお手入れの考え方を切り替えるタイミング。まずは、シワの部分が気になるからと度々手で触ったり、面倒だからと紫外線対策を怠ったり、洗顔後すぐに保湿しなかったりなど、誤ったケアは避けましょう。その上で、気になりはじめたシワの悪化を回避するお手入れを早めに始めると良いでしょう。