■ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸は、肌の深い部分である真皮にもともと存在する保湿成分です。肌の弾力に大きく関わるコラーゲンやエラスチンなどの、繊維状になった構造部分のすき間を埋める役割を持っています。
ヒアルロン酸は粘度が高く、多くの水分を抱え込む性質があるため、ヒアルロン酸1グラムにつき6リットルの水分を保持できるといわれています。そのため、真皮内のヒアルロン酸量が多ければ、肌のうるおいや弾力を保つ力も強くなるといえます。
しかし、同じく肌の保湿や弾力に関わるセラミドやコラーゲンと同様、ヒアルロン酸も加齢によって減少してしまうことが分かっています。他の成分よりは減少し始める時期は遅くなりますが、ヒアルロン酸の場合は40代半ばを過ぎたころから急速に減り始めるといわれています。たとえば40代前半を100%とした場合、60代にさしかかるころには50%まで減ってしまう場合もあるのだとか。
ヒアルロン酸が減少すれば肌のうるおいが奪われやすくなり、慢性的に乾燥した状態が続くことで肌の弾力が損なわれ、たるみの原因となってしまいます。