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女性の味方「シミ治療」。しっかり基本情報を知っておきましょう!
- シミ治療
- 2019.03.26
シミを見つけると自分の肌の老化を感じてしまうものです。
シミは、紫外線によって過剰に生成されたメラニンの蓄積などで発症するもの。肌のターンオーバーも正常にされず、色素沈着が起こりシミになってしまうのです。
しかし、現代の美容や医療においては、シミの治療を諦める必要はありません。
しっかり基本情報を知って、対応策の正しい情報をストックしておいてください。
シミの原因って一体何?
シミが起こる原因は、基本的には「紫外線」によるものがほとんどと言われています。
紫外線が、肌に当たると「メラノサイト」と呼ばれる、肌を守るための組織が活性化されます。この活性化により、メラニンが作られ色素沈着が起こることでシミとなります。
また、そのほかにもシミの起こる原因としては、肌の炎症や女性ホルモンの変化、摩擦、加齢などが挙げられます。
肌の新陳代謝、ターンオーバー
メラニンがたまる前に外に排出する働きが「新陳代謝」=ターンオーバーです。ターンオーバーがしっかり行われていると、基本的には肌にメラニンは溜まりません。
シミになる場合は、肌のターンオーバーが何らかの理由で正常に行われていなことが原因となり発生すると言われています。
シミを改善できるシミ治療とは
シミは複数の種類に分かれています。それぞれシミに対して最適なアプローチの方法は異なります。間違ったアプローチの仕方をすれば、シミの改善は難しく、さらに悪化してしまったりして、時間とコストを浪費していくこととなってしまいます。
シミ治療において、複数種類のシミを治さなければいけないことはよくあることです。そのため、シミ治療は、いくつかのアプローチ方法を組み合わせていくことが必要になります。そのため、お悩みの肌の状態を正しく判断する必要があります。
そうすることで、シミの改善だけではなく、トータル的にキレイな肌を目指すことができるのです。
今では、複数ある治療プランを組み合わせて、自分だけのオーダーメイドで治療することができる美容皮膚科・美容クリニックも増えてきています。
コスメや化粧品でシミは治るの?
現在では、コスメや化粧品に「シミが改善する」という表記で販売されている商品が溢れていますね。しかし、あくまでシミを薄くすることを導くするモノと認識され、根本的な治療が叶うものではないのが現状です。
そもそも、肌の真皮に対して有効成分が届くコスメや化粧品はないため、その手前までにしか有効成分などが、きちんと届かないのです。
そのため、真皮層にあるシミに対しては、コスメや化粧品ではアプローチできないと思った方が良いでしょう。
コスメや化粧品で基本的に治らないなら、どうすれば良いのでしょう。
サプリメントでシミは治るの?
シミ治療に関して、サプリメントの摂取だけでは基本的には完治は難しいのが現状です。サプリメントの役割はあくまでも、シミに対する補助的な役割と捉えましょう。
ただ、病院や美容クリニックなどでの治療と併用してサプリメントを服用することで更なる効果を期待できる可能性もあります。
しっかり認識しておきたいのはサプリメント単体では、シミを治すことは難しいということでしょう。
ホームケアの有効性
ご自宅で個人のレベルで出来るシミへのホームケアで得られるのは、あくまでも「対処」というレベルに留まります。シミ自体を治すことは難しいでしょう。
とは言え、ホームケアはとても大切です。肌環境を整えることこそ、「治療」を行う際のベースとなるからです。
本当にしっかりシミを治したい方は、美容皮膚科・美容クリニックや皮膚科などで、しっかりと診断を受けて、治療方針を決めていくこととともに、それに伴ったホームケアを行っていくことが大切です。
自己流の対処を行い続けて、症状を進行させることを回避して、専門的な医療機関などの無料カウンセリングで相談されることも、おすすめです。
シミ治療は1回では治らない?
シミ治療はたくさんの種類がありますが、1回の治療でシミが薄くなることはあっても、完治することはほとんどありません。
また1回の治療の後に放置していると、シミはメラニンの蓄積などによって、より濃くなってしまうことも生じます。
シミを治すためには、何回か治療に足を運ぶことが必要です。
シミ治療は安価ではないかもしれませんが、単発治療・放置を繰り返していると、実際はよりコストがかかってしまうことにもなりかねません。
シミ治療のよくあるQ&A
シミ治療に保険は使える?
シミ治療に保険を使えるケースは、先天的なシミであることがまず条件です。また、保険適用となるものは、内服薬の治療と1部のレーザー治療に限られます。そのため、先進的な技術を駆使したシミ治療はあまり行えません。
エステと美容クリニックなどの違い
シミに対するアプローチを行なっているエステティックサロンは、医療行為を行うことができません。シミを目立たなくすることはできても、シミ自体を治すことは難しいでしょう。
その反面、病院や美容クリニックなどは、医師免許を持っている医師自身が診断を行い、医師自身もしくはその監督下のもとに治療が行われます。
レーザーやIPL機器を用いたり、内服薬の処方などと組み合わせて、複合的にシミ治療を行うことができるため、高い効果で治療を期待することができます。
まとめ
女性のシミに対する悩みはとても深刻で、本当に改善を願っている人が多い現代。
しかし、アプローチの仕方を誤ったり、一回きりで治療をやめてしまえば、本来は改善できたものが改善しない可能性も否めません。
信頼できる医療機関を見つけて、医師ともにご自身の状態を認識した上で、納得できる治療法を選択することをおすすめします。専門的な治療をしていくことでシミ改善への道をしっかりと拓いていけるのではないでしょうか。
- この記事の監修
- 医療法人社団代仁会理事長
イデリア スキンクリニック代官山
佐治なぎさ院長
プロフィール
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
昭和大学病院皮膚科兼任講師
日本抗加齢医学会認定抗加齢医学専門医
2004年
昭和大学医学部を卒業
同年より昭和大学病院皮膚科勤務
2008年
昭和大学病院横浜市北部病院皮膚科勤務
2011年
昭和大学病院皮膚科勤務
2013年~
昭和大学病院皮膚科兼任講師
2018年
イデリアスキンクリニック代官山勤務
4月より
イデリアスキンクリニック代官山院長 就任