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シミ治療、おすすめランキング
やはりクリニック通いは必須?
- 美肌治療を体感
- 2019.07.01
気がついたら年々顔を中心に増えていくシミ。「そろそろ本気でなんとかケアしよう」、そう考えた時にできることなら無駄な道を通らず、症状改善に直結する手段を選びたいものです。そこで気になるのが、ランキングの上位にくるような注目されているシミケアについて。どこでどんなケアをするのがシミ解消への近道なのでしょうか?
シミケア法の選び方
一口にシミケアと言っても、自宅で行うスキンケア、内服薬、エステ、皮膚科、美容皮膚科、どこでケアするかでもその方法は変わってきます。美白有効成分が入った化粧品でホームケアしている方、内服薬を試した方、クリニックでレーザー治療した方など、すでにいろいろなケアを複合的に経験済みの方も多いのではないでしょうか。もしそのいずれも期待するほどの効果がなかったらとしたら、自分の肌にあるシミの種類にあった対処法が行われていなかった可能性があります。
じつはシミには複数の種類があり、治療法はそれぞれ異なります。同じ顔に別の種類のシミが混在していることも多く、一つの治療法が違う種類のシミを悪化させてしまうことも起こります。他の人にとってのベストが自分にとってベストとは限らないのがシミ治療です。
まず必要なのはケアを始める前に、シミ治療に対して経験が豊富な皮膚科専門医に自分のシミを診断してもらい、肌にあった治療法を提案してもらうことです。
シミの種類別、おすすめ治療
シミの診断があって初めて選択できる治療の方法ですが、一般的にシミの種類別に人気がある治療にはどんなものがあるのでしょうか?
日光性色素斑(老人性色素斑)
これまでに受けた紫外線の影響でこめかみ、頬、額などに規則性なく現れるシミで、放置していても消えることはありません。肩や腕、手の甲にもできます。
おすすめ治療例
レーザー治療、IPL 、ケミカルピーリングなど
そばかす
鼻を中心に左右対称に広がるシミで、原因の多くは遺伝です。年齢とともに薄くなることもありますが、紫外線に当たると濃くなります。
おすすめ治療例
レーザー治療、フォトフェイシャルなど
肝斑
頬骨に沿って左右対称に現れる、女性ホルモンと関係があり、30~40代で発生することが多いシミです。輪郭がはっきりせず、もやっと広がります。
おすすめ治療例
レーザートーニング、メソポレーション 、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬、トレチノイン・ハイドロキノンなどのクリームの外用薬など
炎症後色素沈着
やけど、かぶれ、ニキビのあとが炎症になって生じる色素沈着です。紫外線に当たると悪化することもあります。
おすすめ治療例
ケミカルピーリング、ビタミンC導入、ビタミンC、トレチノイン・ハイドロキノンのクリームの外用薬など
後天性メラノサイトーシス
成人になって額や頬の両側に現れるそばかすより少し大きく、他のシミとの判別が困難なシミです。
おすすめ治療例
レーザー治療など
人気がある治療法は、ホームケアに関してさえ病院で購入できる化粧品、美容液、薬を使用していることがわかります。やはり本気でシミを解消しようと思ったならば、治療前の診断だけでなくクリニック通いは必須と言えるかもしれません。シミ治療は美の観点から行われる治療になるため保険適用とはなりません。
おすすめ治療の特徴
治療法 | 特徴 | 施術中の痛み、ダウンタイム |
---|---|---|
ホームケア | ハイドロキノンなど濃度の濃い美白外用薬が医院では処方できる | なし、まれにかぶれを起こすことがある |
Qスイッチアレキサンドライトレーザー | メラニン色素のみに反応して破壊 | 輪ゴムで弾かれたような痛みあり 施術箇所にかさぶたができるので、ガーゼやテープの保護が必要 照射後2~数か月程度、炎症後色素沈着を起こすことがあるので施術後のケアが重要 |
CO2レーザー | 盛り上がりがあるシミ除去に有効 | やや痛みがあり、大きさによっては麻酔を行うこともあるが、小さいものは冷やしながら行うことも。 施術箇所にかさぶたができることがあるので、ガーゼやテープの保護が必要 術後しばらく赤みが残ることがある |
IPLフォト治療 | シミ除去にプラスしてハリを出す効果も | 輪ゴムではじかれた程度の刺激感があり まれに赤みが残ることもあるが、テープ保護不要 |
IPL+タイトニング | 輪ゴムではじかれた程度の刺激感があり | |
ケミカルピーリング | ターンオーバーを正常に戻し、新しい皮膚の再生を促す | ピリピリした刺激感がでることあり まれに数時間程度赤みが残ることあり |
マッサージピーリング | マッサージで皮膚の深層部まで浸透させるピーリング剤 | ピリピリした刺激感がでることあり まれに数時間程度赤みが残ることあり |
イオン導入 | 微弱電流を流し、イオン化した有効成分を真皮層に届ける | 痛みはほとんどないが、ピリピリ感があり ダウンタイムなし |
メソポレーション | 電気の力で細胞に小さな穴を開け、深層部に有効成分を届ける | 痛みはほとんどない ダウンタイムなし |
レーザーフェイシャル | メラニン色素に反応して破壊する | 輪ゴムで弾かれたような痛みあり 照射直後から赤みが数日間続く |
上記にあげたような方法は、具体的にはどんな治療法なのでしょうか?
施術中の痛みやダウンタイムは個人差が大きく、照射レベルの強弱によっても変わってきます。心配な場合はカウンセリング時にしっかり相談しておくと安心です。
美容皮膚科での複合治療が正解
人気の治療をもってしても、どの方法でも1度でシミを解消することはできません。できたばかりのシミや、薄いシミならば問題なく取れることもあります。しかしシミの仕組みは単純ではなく、取り切ったかに見えたシミが復活することはよくあることです。また時間が経過したシミや、濃いシミ、複数の種類のシミがある場合は1度の治療だけで取り切ることは不可能です。再びシミを作らせない肌の土台を作るためには、複数の治療法を組み合わせながら、定期的な間隔で複数回の治療を受けて初めてそれが叶います。
シミ治療が評判のイデリアスキンクリニック代官山では、費用を気にすることなく、本当に必要な治療を必要な回数だけ受けることができるように、6ヶ月集中美肌プログラムを設定しています。皮膚科専門医の院長がカウンセリング時に患者さんの肌の状態、目指す肌をヒアリングした上で治療計画を作成、提案してくれます。
定額制のため、費用で施術回数を減らすことなく必要な治療をしつかり集中して受けることができます。ランキングで上位の治療、口コミで評判のいい治療、それらを自己判断で受けた場合、皮膚科専門医のプラン通り定期的な治療を受けた場合、後者の治療結果が高くなるのは言うまでもないかもしれません。
まとめ
シミは長い年月をかけて肌に定着したはずです。その年月に比べると6ヶ月という期間は決して長くはありません。一見遠回りに思えても、結局は集中治療こそがシミ解消の近道なのです。
- この記事の監修
- 医療法人社団代仁会理事長
イデリア スキンクリニック代官山
佐治なぎさ院長
プロフィール
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
昭和大学病院皮膚科兼任講師
日本抗加齢医学会認定抗加齢医学専門医
2004年
昭和大学医学部を卒業
同年より昭和大学病院皮膚科勤務
2008年
昭和大学病院横浜市北部病院皮膚科勤務
2011年
昭和大学病院皮膚科勤務
2013年~
昭和大学病院皮膚科兼任講師
2018年
イデリアスキンクリニック代官山勤務
4月より
イデリアスキンクリニック代官山院長 就任