■顔ヨガのやり方と期待できる効果とは?
「ヨガ」というと全身でのポージングと呼吸法で心身を内側からおだやかに鍛えていくエクササイズを指しますが、「顔ヨガ」はその名の通り、顔の部分だけを使って表情を変化させながらおこなうエクササイズを指しています。
【基本的な顔ヨガのやり方】
1.二重あご予防の顔ヨガ
鏡を見ながら、舌で頬の裏側を押さえつけながらシワを伸ばすようにして、そのまま舌を口の周囲に沿って回転させます。同じ方向に5回ほど回転させたら、次に逆回転で同様の動作をします。ゆっくりと回転させることで、フェイスラインのむくみによる二重あごの予防や、舌の筋肉を鍛える効果が期待できます。
2.頬のたるみ対策の顔ヨガ
口を閉じて縦長になるようにすぼめ、両頬をぐっと吸い込むようにして鳥のくちばしのような状態にします。頬を吸って唇をすぼめたまま縦に開け閉めすることを。10秒ほど続けます。この方法で頬と口の周りの筋肉を鍛え、頬が下にたるんでしまう状態を予防するといわれています。
ヨガというと呼吸法の取り入れ方が肝心なイメージがありますが、顔ヨガは呼吸を取り入れないため厳密にいうと一般的なヨガと同義ではなく、「顔筋エクササイズ」の一種と考えられそうですね。ヨガと顔ヨガが似ているのは「1つの動作に時間をかけ、じっくりおこなっていく」という要素かもしれません。
顔ヨガは、顔の筋肉を部分的に鍛えることでむくみを解消するエクササイズです。そのため、たるみやシワそのものを予防する効果よりは、フェイスラインをスッキリさせて小顔に見せる効果のほうが高そうに感じられます。
そのため、顔ヨガは以下のようなお悩みがある方におすすめといえそうです。
1.顔がむくんで大きく見えやすい人
2.無表情に見られたり、顔が疲れているように見られたりしがちな人
毎日顔の筋肉を鍛えることは「フェイスラインのむくみ対策」に効果的です。「つねに顔がむくみやすいことで、無表情で機嫌が悪そうに見られがち」「むくむ日とそうでない日の顔立ちの落差が激しく、日々顔の印象が違って見えてしまう」という方は、顔ヨガを一定期間続ければ顔がスッキリとし、表情豊かな印象を与えられるかもしれません。
しかし、顔ヨガには効果がないという人も一部にいます。これだけ多くの人に話題になり、効果が期待できるといわれる顔ヨガにも弱点があるのでしょうか。次の項目では、顔ヨガについて稀に聞かれる、意外によくない評判についても触れていきます。