たるみについて 千葉 真美 先生
クリニックにいらっしゃる方で、たるみを気にされている方は少なくありません。
普段はさほど気にならなくても、電車の窓に映る顔をふと見た時、上から光が当たる場所で鏡を見た時などに、顔に以前にはなかった影ができているのを発見した事はありませんか?
たるみとは、皮膚を支える支持組織が弱くなって、皮膚が重力の働きで下方に偏移することです。
場所としては、
①目の下
②頬(ゴルゴ線と呼ばれたりします)
③ほうれい線
④口の周り(マリオネット線)
⑤首
などに現れてきます。
本質的な治療は、下方に動いたものを引き上げるリフトアップですが、一般的に大掛かりな手術が必要です。最近では、皮膚の下に糸を入れて持ち上げるリフティングという方法もありますが、いずれも観血的(手術的)な方法で、最終的な手段となり、躊躇される方も多いと思います。
それに代わる方法として、レーザーや高周波を用いたスキンタイトニングという方法があります。
(ジェントルマックス)
これらの方法は、皮膚の表面のダメージを最小限にして、皮下の細胞外マトリックス(コラーゲンなどの皮膚を支える物質)の産生を促し、結果として皮膚に張りを取り戻します。皮膚に傷をつけることなく、徐々にたるみを改善していくことが可能です。
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