リフトアップ

たるみをリフトアップするには?気になる方法をご紹介!

顔のどの部位に限らず、たるみが目立ってくれば気が滅入ってしまうものです。実際の年齢よりも老けて見えてしまうようなたるみは、なんとかして解消したいもの。
この記事では、肌のたるみを効果的にリフトアップする方法についてご紹介します。日頃のケアから美容医療まで、リフトアップの方法もさまざまです。たるみを一気に引き上げて、見た目年齢マイナス5歳をめざしましょう。

この記事の監修ドクター

  • イデリア スキンクリニック代官山 前院長
  • 2018年6月より まみ皮膚科クリニック(水戸市) 院長
  • 日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医
千葉 真美先生

■意外な方法もいっぱい!肌をリフトアップできる身近なアイデア集

たるみを効果的にリフトアップするためには、ご自分のたるみの原因を知る必要があります。肌の状態などから原因を把握し、ご自分に合ったリフトアップ方法を実行してみるとよいでしょう。

1.乾燥によるたるみのリフトアップ法
肌荒れを起こしがちだったり、肌がいつもくすんで見えたりしてしまうようなら、乾燥が進んでたるみが発生してしまっている可能性があります。たび重なる乾燥で肌のバリア機能が低下し、外からの刺激を余計に受けやすくなって肌内部のダメージが進行してしまっている状態です。
効果的なリフトアップ法は、まず肌の保湿を徹底的にすることでしょう。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含むスキンケアで乾燥を防ぎ、肌の透明感を取り戻すだけでもたるんだ印象を改善できるかもしれません。

2.肌の筋力低下によるたるみのリフトアップ法
「太ったわけでもないのにあごがたるんできた」「フェイスラインがはっきりしなくなり、一気に老けた印象になった」というお悩みがあれば、顔の表情筋の筋力が低下したことで肌のハリが失われ、顔全体がゆるんだ印象に見えてしまっていることが考えられます。
筋力低下によるたるみに良いリフトアップ法は、顔ヨガや表情筋エクササイズなど顔の体操で筋力を鍛える方法のほか、筋肉の凝りをほぐすマッサージもおすすめです。ただし、マッサージは誤った方法で行うと逆に肌をたるませてしまう可能性があるため、必ず正しい方法で行いましょう。

3.顔のむくみによるたるみのリフトアップ法
肌の衰えではなく、むくみによって顔がたるんでしまうこともあります。むくみは、塩分のとりすぎや冷え性、運動不足などで血液やリンパの巡りが良くなくなることに起因しています。
むくみから来るたるみをリフトアップするには、やはり運動や入浴で汗をたくさん流すことや、体をよく動かして代謝を上げるなどの方法がおすすめです。冷えを取ることでぐっすり眠れるようになりますから、肌のたるみとくすみを一挙に改善できるかもしれません。

4.頭皮の凝りによるたるみのリフトアップ法
実は、顔のたるみは顔以外の原因で起こっていることもあります。顔の皮膚と頭皮の皮膚はつながっていますから、頭皮が凝り固まって弾力がなくなることで顔の皮膚もどんどん下に垂れ下がってしまい、たるみにつながるのです。
頭皮の凝りをほぐして顔のたるみをリフトアップさせるには、シャンプー時の頭皮マッサージが効果的です。額の生え際から頭頂部に向かって、指で頭皮を引き上げるようにマッサージしながら頭を洗ってみましょう。デスクワークやIT関係など、目を酷使する仕事をしていると頭皮が凝りやすくなります。また、頭皮が凝ると、額の横ジワが目立つようになることもあります。顔のたるみと額の横ジワ両方に心当たりのある方は、ぜひ試してみてください。

5.猫背による全身の凝りによるたるみのリフトアップ法
姿勢が良くなければ、顔もたるみやすくなるとご存じでしたか?猫背が習慣化すると、首からあごにかけての皮膚が下方向に引っ張られがちになるため、あごやフェイスラインがたるんで見えてしまうことがあります。
また、姿勢が良くないと体のさまざまな箇所が凝ってしまいますから、それらの箇所の凝りを丁寧にほぐすだけでも顔全体がぐっと引き上げられたように見えるかも。
姿勢に気を配ることはもちろんですが、同時に首や肩、背中などのストレッチを習慣づけることで筋肉をほぐしましょう。それだけでも表情が明るくなり、顔にハリが出て見えるはずです。

■美容クリニックのリフトアップ治療とは?

美容クリニックでのリフトアップというと、メスで切って皮膚を伸ばしたり引き上げたりする手術を伴うものを連想する方が多いかもしれません。抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、それほどハードルが高くないリフトアップ治療も、今では豊富に選べるようになりました。

1.レーザー照射によるリフトアップ治療
顔のたるんだ部位にレーザーを当て、肌のハリを取り戻せる治療法が人気を集めています。乾燥による軽度のたるみや、毛穴のたるみなどに向いており、ハリが出ることで化粧ノリが良くなる効果なども期待できます。

2.高周波・超音波などによるリフトアップ治療
レーザー治療と同じく、照射により肌をリフトアップさせる治療です。高周波治療は、高周波による熱で肌を引き締め、さらに肌の再生作用をもたらしコラーゲン生成を促します。
超音波を照射する治療も原理は似ており、熱によって肌を引き締めながら、積極的にコラーゲンを生み出させる作用で皮膚に弾力を与えます。
以前は、照射型のリフトアップ治療は手術を伴う治療法よりは持続性などに難があるといわれてきましたが、現在では手術と同様の効果・持続性があると考えられている治療法も選べるようになっています。

3.糸によってたるみを引き上げるリフトアップ治療
「糸でリフトアップする方法」も、美容クリニックでの治療法では確実性が高いといわれています。弾力のない糸を使用していた頃は、効果の持続性に欠けるといわれましたが、現在では弾力性のある強靭な糸(スプリングスレッド)を使用することが多くなり、効果・持続性がアップしたほか、副作用や後遺症の不安も少なくなりました。
とはいえ、お肌に細い糸を埋め込む治療となりますから、将来などをよく考えて治療の是非を検討する必要があります。

4.切開手術をしてたるみを縮めるリフトアップ治療
リフトアップと聞いてまず多くの方が連想する、手術を伴う治療法です。すぐに効果があらわれて確実にたるみをなくすことができますが、切開するので痛みを伴う点や、たるみが消えても顔立ちが変わってしまうのではという点に不安を感じる方がいるかもしれません。
そこで最近では、切る箇所を極力減らして「最小限の手術+糸によるリフトアップ」とするなど、複数の治療法を組み合わせてたるみを改善する方法も多く選ばれています。

■おわりに

この記事では、たるみをリフトアップさせるためのさまざまな方法についてご紹介しました。毎日のケアではある程度のたるみ改善は望めても、完全に解消することは難しいかもしれません。たるみを実際に「治す」という意味合いでは、やはり美容クリニックでの治療が確実性で一歩上を行くでしょう。
美容クリニックでのたるみ治療で最近人気を集めているのは、やはり切らずに治す照射系の治療法です。もちろん、手術と異なり半永久的に効果が持続するものではないため、年単位で定期的に治療を受ける必要は出てきますが、顔を傷つけずに肌の調子だけを改善できる点に安心感を覚える方は多いようです。
もちろん、治療法がご自分に合っているかなどは綿密にカウンセリングを行ったうえで判断しますし、合わなければそれ以外の治療法を検討する場合もあります。実際に治療を行うか否かはさておき、お悩みを相談するつもりで1度クリニックの門を叩いてみることもアリなのではないでしょうか。

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