■シワ取りテープの基本的な使い方とは?
シワ取りテープと呼ばれる美容用テープの使い方には、おもに2通りの方法があります。
1.シワに直接テープを貼って均一にする方法
専用のテープをほうれい線などのシワ部分に直接貼り、均一に整った状態に見えるよう伸ばして癖をつける方法です。一時的にシワが伸びた状態になるよう、就寝時などに貼って効果が期待できる朝には剥がす方法が一般的です。
裏紙を剥がして、粘着成分が付いた面をシワ部分に貼って使うケースが多く、貼る際にはシワを指で引っ張って伸ばした状態にし、その上にぴたっと貼って使用するものが多いようです。
2.シワ以外の部分にテープを貼り、そこから引っ張ってシワを伸ばす方法
目尻のシワなどによく用いられる方法で、目尻のシワの場合にはシワの斜め上にあたるこめかみの目立たない部分にテープを貼り、皮膚を上方向に引っ張って吊り上げた状態で固定します。これによってシワが物理的に伸ばされ、目立たなく見える方法です。
裏紙を剥がして鏡を見ながらシワが最もよく伸びる位置を確かめ、引っ張りながらその状態が保たれるよう貼ります。テープを貼る部分はフェイスラインなどの目立たない箇所にすることが不自然に見せないコツですが、テープの上からメイクをすれば隠せるものも多いです。
3.医療用のサージカルテープは使って大丈夫?
1と2でご紹介した使い方どちらのケースでも、市販の化粧品として使えるテープではなく、医療用の「サージカルテープ」が使えると一時話題になりました。確かに、サージカルテープは皮膚に直接貼れるようにできていますし、固定する力もある程度はあります。
しかし、できればシワ伸ばしの目的でテープを使うときには、化粧品売り場に売っている専用のものを使うことをおすすめします。「サージカル」という単語は、もともと「外科用の」「手術用の」という意味を持っています。そこから考えても、健康な人が日常的にお顔に貼って過ごすことなどは、おそらく想定されていないでしょう。
サージカルテープは、あくまで医療行為など緊急用として使用するためのものと考え、本来の目的以外で使うことは避けましょう。