レーザー

たるみを切らずに取る治療法。話題の美容レーザーのおすすめは?

美容医療の世界でも従来の手術による治療法のほか、身体への負担が少ない投薬や、光などの照射による治療法も数多く選択できるようになりました。
この記事では、一般的に「美容レーザー」と呼ばれる「光や高周波などを照射するたるみ治療」についてご紹介します。「たるみは手術でなければ治らない」と思っていた方も多いかもしれませんが、今では切らずに治す方法も選べるのです。

この記事の監修ドクター

  • イデリア スキンクリニック代官山 前院長
  • 2018年6月より まみ皮膚科クリニック(水戸市) 院長
  • 日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医
千葉 真美先生

■美容レーザーとは?

「美容レーザー」と呼ばれるたるみ治療法は、特殊な光や高周波などを患部に照射することで肌のコラーゲン産生を促し、肌自らがハリを取り戻すはたらきを活性化させる治療全般を指しています。
現在美容クリニックで採用されている美容レーザーによるたるみ治療には、以下のような種類があります。

・一般的なレーザー治療
レーザーを患部に照射して皮膚に刺激を与えることで、古い組織を新しく生まれ変わらせる作用を促して肌の若返りを図る治療法です。手術と比較すれば身体が受けるダメージも少なく、ダウンタイム(術後から日常生活に戻れるまでの期間)もほとんどない点が特長です。ただし、術後から数日ほどは赤みが気になることがあります。

・赤外線を照射するたるみ治療
赤外線レーザーを用いて皮膚の奥に熱を加えることで肌の再生を促し、たるみを改善する治療法です。用いる赤外線の種別によっては日焼けをしている方や、日光過敏症の方は施術を受けられない場合もありますが、「近赤外線」によるたるみ治療は日焼けした方でも問題なく受けられるため、近年施術される患者さんが増えています。

・RF(高周波)を照射するたるみ治療
高周波を患部に照射して皮膚の奥に熱を加え、コラーゲンの産生を促してたるみを改善する治療法です。施術時の痛みが少ないため麻酔も不要で、施術後のダウンタイムもほとんどありません。そのため忙しい方にも向いており、メスを入れる手術と比較すれば費用・時間の負担もぐんと少なく済む治療法です。
赤外線など他のレーザー治療と比較して、より肌の奥深くに作用するため、たるみ改善やリフトアップ効果だけでなく、フェイスライン全体を引き締めて小顔に見せる効果も期待できます。たるみによってゆるんだ毛穴を引き締める効果も高く、肌の質感を改善することも可能です。

■たるみ治療にRF(高周波)の照射をおすすめする理由

たるみを手術せずに改善する美容レーザーと呼ばれる治療法のなかでも、RF(高周波)を利用する治療は幅広い方におすすめできるといえます。ここでは、そのさまざまな理由についてご紹介しましょう。

1.肌色に関係なく施術できる
光を照射する治療では、禁忌事項として「日焼けしている方の施術は不可」となるケースもあります。RF(高周波)なら、肌色に関係なく真皮層にはたらきかけることができるため、その時点での肌の色味に関係なく治療を受けることが可能です。

2.治療を1回行うだけでも効果を実感できる
レーザー治療の中には「最低でも○回の通院が必要」とされるケースが多くなりますが、RF(高周波)は1度の施術でも効果を実感できます。もちろん、良い状態をキープするために定期的に治療を受ければさらに効果的ですし、高い効果を求めるために数回通う患者さんも多くいらっしゃいます。むしろ、積極的に複数回通いたくなるだけの安全性を備えている治療法と考えてよいでしょう。

3.治療後に赤みが出ても、数時間ほどで解消する
美容レーザーを用いた治療法では、術後数日ほどは赤みが出てしまうケースも少なくありません。しかし、RF(高周波)治療ならもし赤みが出ても数時間ほど、最長でも1~2日ほどで消えていくとされています。ダウンタイムもほとんどないため、施術後にお化粧をして帰宅することもできます。

■RF(高周波)たるみ治療の効き目は2度現れる!

RF(高周波)によるたるみ治療の特長には「2つの効果があり、それらが段階的に現れる」点が挙げられます。
1つ目の効果は、RF(高周波)の照射後比較的早期から感じられる「収縮による引き締め効果」です。これは、真皮のコラーゲンがRF(高周波)の照射によって収縮する作用によるもので、術後から半月ほどは感じられます。
その後、施術から1か月ほどでもう1つの「肌が生まれ変わったような引き締め効果」が現れてきます。これは施術によってコラーゲンが新たに産生されることで得られる効果で、約3か月後まで持続するのが一般的です。
そのため、RF(高周波)によるたるみ治療を定期的に受ける場合は3か月~6か月おきに施術を受けることがおすすめとされています。

■RF(高周波)なら、目元や口元のたるみ治療もできる

一般に、たるみ治療といえば頬やフェイスライン、首などに施術するものというイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし、RF(高周波)によるたるみ治療は、目元や口元など比較的デリケートといわれる箇所のたるみ改善も可能です。
フェイスラインなど顔全体のたるみ治療には、RF(高周波)をグリッド状に照射する機種を使用します。しかし、RF(高周波)をさらに細かなドット状に照射できる機種を使用することで、目の周りや口の周りなど皮膚が薄くデリケートな部分への照射も可能になりました。
RF(高周波)によるたるみ治療を受ける際には、顔全体にはRF(高周波)をグリッド状に照射できる機種を使用し、オプションとして目元・口元にはRF(高周波)をドット状に照射できる機種を併用する方法が最もおすすめです。

■施術後の注意点はある?

痛みもほとんどなく、ダウンタイムもほぼないとされるRF(高周波)によるたるみ治療ですが、施術を受けさえすればご自分でのケアが全く必要ないわけではありません。施術後の良い状態を保つため、術後の日常生活では特に紫外線に気をつけるようにしましょう。
日焼けについては他の美容医療でも注意点として挙げられますが、RF(高周波)でのたるみ治療を受けた後も、紫外線を浴びないよう十分に気をつけましょう。外出時は日焼け止めか紫外線を防止できるファンデーションを必ず塗り、日傘なども併用して万全の防御を心がけることがおすすめです。

■RF(高周波)によるたるみ治療のおすすめサイクル

1回の施術でも効果を実感できるRF(高周波)によるたるみ治療ですが、より良い状態を長く保つには、定期的な施術がおすすめです。
初めて治療を受けられる方は、3か月ほどは月に1度程度のサイクルで施術を受けるのがおすすめ。3か月経過した後には、3か月に1度ほど施術を受ければ若々しい状態をキープできるでしょう。
とはいっても、お肌の状態や治療への適性などは患者さん個人によって異なります。医師がその人の状態や状況に合わせ、最適な通い方のプランをアドバイスしてくれますので、安心してご相談ください。綿密にカウンセリングのうえ患者さんに合った治療法を検討いたします。

■おわりに

この記事では、美容レーザーによるたるみ治療、なかでもおすすめのRF(高周波)による治療について詳しくご紹介しました。
現在、幅広い年代の方に好評をいただいているRF(高周波)によるたるみ治療機器「GFR(イントラジェン)」のトライアルキャンペーンも行っています。まだ治療を受けたことのない方でも、今ならさらにチャレンジしやすくなっていますから、この機会にぜひその安心感と術後の確かな効果をご実感ください。

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